ピッキング作業というのは、伝票を見ながら工場内にある商品を集めることです。伝票には商品名や数量が記載されていて、その情報に基づいて必要なだけ取ってくるのです。集める商品は業界ごとに異なります。たとえば、食品メーカーなら食品関係やその食材になりますし、アパレル業界なら服装になります。求人を確認するときにどのような業界か確認する必要があるということです。伝票を読んで商品をピックアップするだけなので、仕事をする上で必要な資格は特にありません。しかしながら、海外から部材を仕入れているメーカーの場合は、伝票が英語表記になっていることもあります。その場合はリーディングスキルが求められますが、求人にそうした旨は記載されていることがほとんどです。
検品作業というのは、出荷をする前に、伝票を見ながら商品と数量が正しいかを確認する作業のことです。特に、重要なことは出荷する商品の中に不良品が含まれていないかをしっかりとチェックすることです。もし不良品があれば、それを取り除く必要があります。検品する商品は業界ごとにさまざまです。たとえば、衣服、日用品、家電品、産業機器などです。商品によって検品内容も異なってきます。手作業で目視確認するだけでいいものもあれば、ちょっとした機械を使って傷がないか確認する場合もあります。基本的にはマニュアルに従ってチェックするので、特別なスキルや資格は要求されません。同じ作業の繰り返しになるので、集中力が持続する人には向いているかもしれません。